工務店と設計事務所とハウスメーカーの違いについて

家づくり
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こんにちは。たむ(@tamumat1111)です。新築戸建てを計画中です。

注文住宅で家を建てようと思った時、皆さんはどの会社にお願いしようと考えますか?

住宅展示場に名前を連ねている会社ですか?

住宅情報誌に載っている会社ですか?

良い選択だと思います。

どんな家を建てているか、それぞれの特徴を分かりやすく紹介されているので、検討しやすいと思います。

しかし、それ以外の選択肢があることも知って欲しいです。

住宅展示場や住宅情報誌で紹介されている会社の多くは、ハウスメーカーです。

それ以外にも、工務店・設計事務所という選択肢があります。

この記事は、

工務店?設計事務所?ハウスメーカーと何が違うの?

と思っている方へ向けての記事になります。

この記事を読むことで、こうなります。

工務店の特徴は、~で、

設計事務所の特徴は、~だよね。

そして、最後に私ならハウスメーカー・工務店・設計事務所のどれに依頼するか、考えをまとめます。

現状について

まず、新築の家を建てる人は、どのような選択をしているのでしょうか。

住宅金融支援機構のデータによると、

住宅ローン利用者のうち、56%が注文住宅を購入しており、14%が建売を購入しています。(2021年4月調査のデータ)

残りはマンションや中古戸建の購入です。

住宅ローン利用者の実態調査:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

住宅ローン利用者の中では、注文住宅の購入の方が建売の購入よりも圧倒的に多いですね。

そして、注文住宅の購入者について、以下のデータがあります。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000041194.html

二つ目のグラフには、ハウスメーカーで家を建てた人の割合が58.7%に対して、工務店で家を建てた人の割合が38.5%とあります。

設計事務所については書かれていませんが、おそらく「その他」に入るのではないかと思われます。

工務店で家を建てている方も結構いると思いませんか?

そんな工務店について、特徴を説明します。

工務店について

工務店とは、一般に比較的狭い営業エリア内で地元に密着した活動を行っている建設会社のこと。地域密着型のため、何か困ったことがあった場合にも素早い対応が期待できる。

建築主(施主)の好みや条件に合わせて設計・施工してくれる自由設計が特徴で、伝統的な木造軸組工法など、会社ごとに得意分野がある。なお、「建築条件付き土地」の分譲を行っている工務店や、主に大手分譲会社などの仕事を請け負うタイプの工務店もある。

https://suumo.jp/yougo/k/koumutenn/

工務店は基本的に地域密着型なので、施工可能エリアは狭いことが多いです。

そのため、工務店の情報はあまり載っていません。

モデルハウスを持たない工務店もよくあります。

その代わりに、完成見学会や構造見学会を開催し、家づくりを紹介していたりします。

工務店は、基本的には自由に施主の要望に応えてくれます。

例えばハウスメーカーでは、水回り設備等のメーカーに制限があったり、間取りに制限があったりします。

もちろん工務店の場合でも、間取りなどは完全に自由というわけではないですが、ハウスメーカーよりは自由な要望ができるという傾向があります。

ただ、工務店にも自社のこだわりということで、基本的にこのような仕様(標準仕様)としています!という部分もあります。

内容によりますが、こういうこだわりは変更することができない場合が多いです。

例えば、私が調べた中では、

・総二階の間取りが標準

・コンクリート基礎は高基礎が標準

・耐震等級3が標準

・引き違い窓は1か所までが標準

といったものがあります。

最初に説明されたり、HPに載っている場合もありますので、事前に確認しておきたいポイントになります。

ちなみに、多くの工務店はハウスメーカーのような営業担当がおらず、設計者が家づくりの説明をしたり、社長が対応したりすることもあります。

注文住宅だけでなく建売を取り扱っている工務店もあります。

土地を取り扱っている場合もあります。

もちろん、ハウスメーカーと同じように土地探しから工務店がお手伝いすることも可能です。

中には高い技術力、性能、デザイン力を兼ね備えた「スーパー工務店」と呼ばれる工務店も存在します。

スーパー工務店は理想の工務店と言えます。

工務店の施工例。https://www.eco-works.jp/interview/interview14/

工務店のメリット・デメリット

工務店のメリット・デメリットはそれぞれ以下の通りです。

工務店のメリット
・地元の気候風土をよく理解した家づくりができる
・1棟ごとに時間をかけて細かい打ち合わせ、検討をしてもらえる
・設計の自由度が比較的高い
・断熱性能、気密性能は大手ハウスメーカーよりも高くすることができる
・大手ハウスメーカーよりも安く建てることができる

工務店のデメリット
・工務店ごとに技術力にばらつきがある
・家の完成までに比較的時間がかかる
・年間の請け負う棟数に限りがあり、順番待ちになる場合もある
・倒産する可能性が全くないとは言えない
・意匠(デザイン)が得意でない工務店が多い

私の主観的な部分もありますが、こんな感じです。

・大手ハウスメーカー以上の性能を求めたい

・細かい検討を進めて拘りの家をつくりたい

・費用を抑えたい

そんな方には、工務店がオススメです。

工務店の施工例。https://www.eco-works.jp/interview/interview24/

工務店で家を建てる場合は、どの工務店を選ぶかが家づくりのカギになります。

工務店の探し方については、以下の記事で紹介しています。

私の住んでいる宮城県を事例としていますが、他の都道府県でも同じように探すことが出来ます。

ハウスメーカーについて

ハウスメーカーについては大体のイメージはつくと思いますが、改めて確認です。

ハウスメーカーとは、広範囲な営業網をもつ大手住宅メーカーのこと。部材の生産から設計、施工にいたるまで、工場生産化率を高めてシステム化されている。土地探しや資金計画、アフターサービスまで、家づくり全般にわたるサービスを行っているのが特徴。

https://suumo.jp/yougo/h/housemaker/

ハウスメーカーは、基本的に全国的に展開しています。

そしてブランド力、そのハウスメーカー独自の家の雰囲気があります。

住友林業。https://sfc.jp/ie/style/detail/1917

家の材料の工場生産を自社で行っていたり、システム化されていることが多いです。

その一方で、上でも述べたように選べる設備や、間取りに制約がある場合があります。

その理由は、効率的に数を販売するためだったりします。

上に書いてある土地探しや資金計画、アフターサービスについては工務店でも当然行っていますので、特徴とは言えないと思います。

しかしアフターサービスは手厚く、保証期間が長い場合もあります。

ただ、有料メンテナンス工事を受けることが保証の条件の場合がありますので注意が必要です。

そして、実際に施工するのは地域の工務店の場合がほとんどです。

直接工務店に依頼するよりも余計に経費を払うことになり、割高になってしまいます。

更に、住宅展示場や住宅情報誌で宣伝するための広告宣伝費も経費に上乗せされていると言えます。

良く知られている大手ハウスメーカーで家を建てるということは、その「ブランド名」にもお金を払っていると言えます。

ハウスメーカーのメリット・デメリット

ということで、ハウスメーカーのメリット・デメリットですが、

ハウスメーカーのメリット
・施工品質のばらつきが少ない
・ブランド力があり、そのハウスメーカーでしか出せない雰囲気がある
・比較的短期間で完成できる
・アフターサービスが充実している
・会社の規模が大きく、倒産しにくい

ハウスメーカーのデメリット
・比較的高価格(いわゆるローコストハウスメーカーは除く)
・営業担当の押しが強い場合がある
・営業担当の知識にばらつきがある
・家の規格が決まっており、要望に対応できない場合がある
・家の温熱性能よりも、デザインを優先している会社もある

ハウスメーカーと言っても色々な会社があるので、なかなか一括りにするのは難しいです。

低価格のハウスメーカーもありますし、温熱性能を重視しているハウスメーカーもあります。

けれども販売棟数上位にくる大手ハウスメーカーには概ね当てはまる特徴だと思います。

・おしゃれな雰囲気の家をつくりたい

・短期間で家が欲しい

・アフターサービスまで一貫してお任せしたい

そんな方には、ハウスメーカーがオススメです。

積水ハウス。https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/works/detail/0234/

設計事務所について

最後に、設計事務所についてです。

設計事務所は工務店・ハウスメーカーとは少し立ち位置が違います。

工務店やハウスメーカーは、自社で設計をして、自社が施工会社となります。

一方、設計事務所に依頼する場合は、設計事務所で設計をして、建設会社(工務店)が施工します。

そして、設計事務所が工事監理を行います。

工事監理というのは、工事が設計図通りに施工されているかどうかチェックをし、設計意図を建設会社に伝えることを言います。

住宅以外の建物では、この方式が多いんじゃないでしょうか。

この場合は、設計事務所と設計監理契約を結び、建設会社と工事請負契約を結ぶこととなります。

設計事務所に支払う設計料は、家の工事費の10%~20%程度と言われています。

ちなみに、ハウスメーカーや工務店の場合は、設計料が工事費に含まれていたりします。

設計事務所の実例。https://ykaa.jp/works/3770/

設計事務所のメリット・デメリット

設計事務所のメリット・デメリットは、

設計事務所のメリット
・デザイン性に特化した「世界で一棟だけ」の家づくりができる
・制約なく(法的制約のみ)自由に施主の要望に応えてくれる
・施工を客観的に確認してもらえるので、安心して任せられる
・設計図面を基に、複数の建設会社で相見積もりをして価格競争ができる

設計事務所のデメリット
・設計料が高額になるため、高価格になりがち
・設計時の工事金額は概算になってしまうので、予算管理が難しい
・設計期間、工事期間が長い

設計事務所の実例。https://ykaa.jp/works/3770/

まとめ

ここまで工務店とハウスメーカー、設計事務所の特徴とメリットデメリットを紹介しました。

簡単にまとめると、

工務店
・じっくりと検討した家づくり
・ハウスメーカーよりも設計自由度が高い
・工務店によって技術力、提案力にばらつきがある

 

ハウスメーカー
・ブランド力、独自の雰囲気がある家づくり
・短期間で完成できる
・設計自由度はやや劣る

 

設計事務所
・設計自由度が一番高い
・こだわりの一邸ができる
・設計料が高額

です。

皆さんの考えに一番近い会社を選んでもらえればと思います。

私ならどれにする?

最後に、私の考えです。

今のところ、設計事務所は考えていません。

なぜなら、設計料が高額なことと、それほどデザイン性にこだわらなくていいかなと思っているからです。

また、気になる設計事務所がいまのところないというもの理由です。

設計事務所のHPなんかで実例を見たりしていますが、いまいちピンとこなかったりします。

おしゃれなんですけど、そこに住んでいる自分がイメージできなかったりします。

ということで、ハウスメーカーか工務店で考えています。

そもそも、家づくりで私が第一に考えているのは、温熱性能です。

高気密高断熱住宅が絶対条件です。

具体的な数字的基準は長くなるので、また別の場所で書きたいと思います。

この高気密高断熱住宅ができるハウスメーカーというのが、あまりないのが現状です。

高気密高断熱を謳っているハウスメーカーはよく聞くと思いますが、実際は大したことないのがほとんどです。

この数少ない高気密高断熱住宅に力をいれているハウスメーカーか、工務店で考えています。

工務店は、高気密高断熱住宅に力をいれている会社を数社検討しています。

これらの工務店は、HPを見るとこだわりの家づくりを行っているのが分かり、気になっている所です。

ハウスメーカーの知名度やブランドは別に必要としないのですが、ローコストハウスメーカーで建てるのはちょっと気が引けます。

何となく、ローコストメーカーの名前は、「どこで建てたの?」と聞かれた時に言いづらいです。

工務店は逆に気にならないです。「どこで建てたの?」と聞かれても堂々と言える気がします。

ちなみに、家は今すぐに建てたい!というわけではありません。

数年は先になると思います。

そのあたりの経過はこちらの記事に書いています。

つまり、じっくりと腰を据えて家づくりができます。

そういう部分は、工務店が合っていると思います。

また、アフターサービスについてですが、工務店は倒産する可能性が全くないとは言い切れません。

仮に工務店で家を建てたとして、その工務店がその工務店が倒産した場合はどうしましょうか。

その答えは簡単で、「別の工務店に依頼する」です。

工務店で建てる家は工法が共通していることがほとんどですので、他の工務店でも同じように点検や

修繕工事を行うことができます。

デザイン性について、ハウスメーカーではおしゃれなインテリアや外観を提案してくれたりすることが多いですが、工務店ではそういったことが不得意だったりします。

私としては、大手ハウスメーカーにあるようなおしゃれさは求めてはいないですが、インテリアの統一感などの、そこそこのおしゃれさは欲しいと思っています。

そういった部分は、工務店を選んだ際は課題になると思います。

高気密高断熱住宅に力をいれているハウスメーカーも候補に考えています。

具体的には、北洲ハウジングウェルネストホームなんかを考えていますが、 金額が高そうなのが懸念点です。

他にも高気密高断熱住宅のハウスメーカーはありますが、 制約が多かったり、雰囲気が好みでなかったりしますので、選外としています。

今後また考えが変わってくるかもしれませんが、今のところは上にも書いた通り、 高気密高断熱住宅に力をいれているハウスメーカーか、工務店で考えています。

また気が変わったら、その経過を書いていきたいと思います。

ところで、ハウスメーカーや工務店を複数比較する際、1社ごとに話を聞きにいくと、ものすごく時間がかかりますよね。

実際に行ってみると分かりますが、1回あたり1~2時間は拘束されます。

それを何社も繰り返すとなると、貴重な休日が何日も潰れてしまいます。

自分達に合っているハウスメーカー、工務店はどこか。

できるだけ多くの会社から比較検討はしたいものの、

実際に足を運ぶと時間がかかってしまうため、下調べが必要です。

でも自分達だけでは調べるのにも限界があります。

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営業担当の紹介もしてくれますが、万が一相性が合わなかった際は営業担当の変更も可能です。

住宅会社の契約前なら誰でも面談申し込みできます。

 

家づくりは人生の中でも大きな決断です。

家族だけでなく、第三者からのアドバイスを受けた上で一歩踏み出すのもアリではないでしょうか。

 

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この記事を書いた人

3才の長女と0才の次女の父である32歳の会社員。
仙台で一戸建て注文住宅購入のため、日々勉強中。
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